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半同棲していた大好きな、大好きな彼が自死で居なくなってしまいました。
当たり前に明日があったのに。
助けてあげられなくてごめんね。

彼のこと。

2016.8.28 早朝

31歳の夏。

まだ若すぎる。


半同棲してたから。

ほとんど自分のアパートは使ってなかったのに。

なんであの日だけ帰らなかったかな…


「自殺」って聞くと、

弱い人とか鬱とか。

そんなイメージを持たれるけど。

全然違って。

ほんと元気で明るくて。

いつも笑顔。

仕事も一生懸命。

趣味も充実。

一応大好きな彼女もいた。

(そこは自信を持って自分で言う)

思いやりがあって優しくて。

男気があって。

だけど、甘えん坊で。

どこか抜けてて可愛くて。


「自殺」


って言う概念が浮かばない。

そんな人。


多分衝動的なもので。


遺書はない。

iPhoneは壊れてしまって見れない。

自殺の原因も不明。


だからね、何にもわかりません。

なーんにも。

なーんにも。

寂しいよね。

信じられないよね。


だけど事実としてあるのは

彼が夜中に時速170kmくらい飛ばして高速を走らせた事。

自らの運転で。

そして私と再会した彼は、警察署の遺体安置所にいた。

冷たいステンレスの上で横になってた。

体には毛布がかけてあって。

顔には血が付いてて。

怪我もアザもあって。

洋服は洗って干してあった。

昨日のままだったね。


そして、私の生活は変わった。

自分のアパートに帰ってきた。

ひとりぼっちの生活。


だから彼が居なくなった事実を理解するのは早かった。


心は付いてかないよ。


泣いて泣いて。

もういっそこのまま朝が来なければいいのに。

会いたい。

死ぬほど会いたい。

死んででも会いたい。


死んででも会いたい人なんてみんないる?


「自殺はいけません」


子供の頃から教えられてきた。

そうだと思ってた。

いや、そうだと思う事もないくらい無関心だった。


「生きたくても生きられない人もいる。

だから自殺はいけませんよ。」


そんな先生もいたな。

今更思い出すよ。


でもね先生、それは違うよ。

彼も生きたかったんだ。

明日を信じてたんだ。

だけと生きられなかった。


彼の生きたかった明日を私は必死に生きてる。


正解のない、出口のない、暗闇の中で、必死に生きてこうと思う。

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