4ヶ月前の今日が、彼と過ごした最後の時間となった。

楽しい時間で。

今頃は2人で登ってたなあ…

疑いもしなかった明日があって。

幸せに気づかないくらい幸せで。

もうすぐ来る記念日を楽しみにしてた。

今晩一緒に居られないことを寂しがって。

また明日会えると確信して止まなくて。

明日は何を食べようか？

そんなことを考えてた。

また明日。

その約束は叶わなかった。

今日はそんな後悔の日。

昨日の夜は彼と過ごした最後の夜を思い出してた。

彼はその日もジムにいて。

最後まで登ってた。

わたしが片付けをして店を閉めて連絡をする。

そう、いつもの日課。

彼はコンビニで待っててくれて。

今日はどのコンビニに寄る？

そう聞いた私に。

今日はセブンがいいな。

そう言った彼。

コンビニで適当にご飯を買う。

彼がカップラーメンを買った。

私も食べたかったけどあまりお腹が空いてなくて。

どうしようか悩んでたら、

また今度食べるなら買っておけば？

そうして買ったカップラーメン。

結局食べなかった。

だけどまた今度もなかった。

彼のアパートに置いたまま。

他愛もない話をしたっけ。

全然覚えてないよ。

彼は先に寝ちゃって。

私はお風呂に入って。

彼を無理やり起こしてベッドに移動した。

大の字で寝る彼の腕に私が入る。

包まれて眠る。

これがあの頃の日常。

いつもと変わらない、当たり前の時間。

幸せだったな。

戻りたいな。

助けたかったな…

そう思いながら昨日は眠りについた。

そしたら今朝、夢をみた。

彼は出てきてないけど。

自殺する夢。

私は布団にくるまって遺書を書いてる。

気持ちは落ち着いてて、全然怖くなかった。

やっとこの日が来たんだ。

そのくらいの感覚だった。

外では花火が上がってて、楽しそうな人達もいる。

私はそれを他人事のように眺めてて。

これから死ぬ。

そんなことは周りに分からないような態度でいる。

後悔はない。

そんな内容の遺書を必死に。

だけど短文で書いてた。

内容は覚えてないけど。

でも結局死なないまま目が覚めた。

そしてまた今日も私は生きてる。

この時期は嫌だなあ。

予想はしてたけど、本当に外に出たくない。

幸せそうな人達は見たくない。

クリスマス

イルミネーション

プレゼント

手を繋いで街を歩いて。

何を食べようか？

プレゼントは何にしようか？

寒いね。なんて話をする。

私達だって。

そんなはずだったのに。

彼は…いない。

ただありがたい事に、私はサービス業だから仕事。

今日も仕事。

明後日も仕事。

職場は全然クリスマス感はないし。

クリスマスは暇だから。

明日は…休み。

なんで休みなの？

だけど気を使ってくれたのかな？

職場のお客さんたちと過ごす事に。

お客さんたちは彼を知ってるし。

私と彼の事も全部知ってる。

だからその心遣いが嬉しい。

明日はゆっくりケーキ作って、お墓に行こう。

私はいつまで悲しいのかな？

寂しいのかな？

後悔するのかな？

今年も終わる。

彼の知らない年が始まるんだ。

さっきあんなブログを書いたのに。

今は気持ちが落ちてて。

もう寝なきゃなのに。

全然寝られない。

涙が出てきて。

寂しくて。

4ヶ月近く経ってもまだテレビは見たくないから、静かな部屋。

新しい情報、入れたくないんだよね。

私の中ではリオオリンピックが終わったくらいで止まってるから。

非常識なくらい最近の出来事は何も知らない。

だけどあの頃はこんな時間まで起きてるなんてなかった。

だって、彼仕事朝早いから。

今頃は夢の中。

彼の横で。

幸せな時間。

私、なんで泣いてるんだろう？

わからない。

明日なんて来なければいいのに。

このまま眠って、終わってしまいたい。

そしたらこの苦しさもなくなるのに。

もう疲れた。

ここに書いたら少し落ち着いたかな。

寝られるといいんだけど。

夢に出てくれたら、それだけで幸せなのに。