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半同棲していた大好きな、大好きな彼が自死で居なくなってしまいました。
当たり前に明日があったのに。
助けてあげられなくてごめんね。

安置所

しばらく、落ち着いた日が続いた。

どことなく寂しくて。

心の中に彼がいて。

目には見えなくて。

居ない。

それが当たり前な毎日。


そんな日々が過ぎた。



だけど先日。

久しぶりに大号泣した。


前にも書いたけど、おじいちゃんに会いに行った日の事。


会えて良かった。


うん、そう思った。


予想外だったのは、往復の車。


高速で行ったら、彼が最後に車を走らせた道を通過した。


何度か現場には行ったけど、久しぶりに通った。


そして車から、彼が最後に選んだ橋が見えた。


なんの思い出もない橋。

どうしてあの橋だったのか。

ただただ高い橋。


心が潰れるかと思った。


しかも帰り道、高速が渋滞で下道に降りた。


そしたら。

彼と面会を果たした警察署があった。


あの日、私はまだ現実を理解しないままあの警察署に行った。


そしてあの冷たいステンレスの部屋。

夜だったから暗くて。

横になった彼の顔。

寝てるみたいに口が開いてて。

傷があって。

鼻血が付いてて。

確かに彼だけど。

もう彼じゃない。

生きてない彼。

さっきまで暖かかったのに。

動かない。

大好きな彼なのに。

怖くて。

触れる事も出来なかった。

かけられた毛布は、きっと体の傷を隠してた。

服は脱がされちゃってて。

血が付いてたから洗ってあった。

お揃いのブレスレットも外されちゃってた。

いつものミサンガは切ってあって。

服の確認をお願いされて。

昨日と同じです。

私と別れたままです。

そう答えたっけ。

クロックスは片方流されちゃったんだよね。

私が必死に答えてるのに。

彼はずっと寝てた。

冷たい、冷たいステンレスの上で。


そんな警察署。


一気に思い出した。


その場で泣けたら良かったんだけど。

親が一緒だったから…

泣けないんだよね。


実家から自分のアパートに帰る道で泣いた。


泣いても泣いても。

叫んでも何をしても辛かった。


死んでもいいと思った。


久しぶりにここまで落ちた。


心が壊れてしまいそう。

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